私個人としては夏は汗で水分と塩分が出ていきやすいので、むくみにくい季節だと思うのですが、それでもやっぱり塩分を摂りすぎたりするとむくんじゃいますよねえ。
マッサージ、半身浴などなど、むくみ解消には色々ありますが、手軽にサプリで何とかしたい!という方にはカリウムサプリがおススメ!
本日はカリウムサプリの作用と摂取の注意点について解説します。
むくみとは?
そもそも”むくんでいる状態”とは身体の中でどういうことが起こっているのでしょうか?
浮腫(ふしゅ)とは、顔や手足などの末端が体内の水分により痛みを伴わない形で腫れる症候。むくみともいう。
つまり、体内に余分な水分が溜まって膨張している状態。
なのでむくんでいると実際より太く見えたり、腫れているので動かし辛かったりということが起こるのですね。
基本的に水分は重力に従って体内を移動するので、起きている状態だと下半身、特にひざ下中心の下肢がむくみやすいです。
寝ている間は身体が水平になるので、腕や顔がむくみやすくなります。
寝起きの顔のむくみなんてもう絶望しかないですよね…
なぜ余分な水分が溜まるのか?
むくみとは余分な水分で膨張している状態ですが、ではなぜ余分な水分は溜まってしまうのでしょうか?
水分を溜め込んでしまう原因として、一番関与しているのが「ナトリウム」という成分です!
ナトリウムとは…
人体に必要なミネラルの一種で、主に食塩(塩化ナトリウム)の形で摂取されています。
成人の体内では、ほとんどが細胞の外の体液(細胞外液)に含まれています。
細胞外液の浸透圧を調節して、細胞外液量を保つなどの役割を持っています。
文章で読むと少し分かりづらいですが、”細胞外液量を保つ”=水分量の調整と捉えていただければ良いかと。
つまり、ナトリウムの量に反応して、脳が水分(細胞外液)を増やすように指示をするんですね。
例えば、塩分の多い食事をすると体内のナトリウム濃度が上がります。
すると脳はナトリウムが増えたことに気づき、薄めるために水分を増やせ~!という指示を出します。
こうして必要以上に水分が体内に溜まってしまい、むくみに繋がる、という仕組みですね。
むくみを解消するには
むくみを取るためには余分な水分を体外へ排出してあげないといけません。
・マッサージをで体内循環を良くして水分が排出できるような状態にしてあげる
・サウナや半身浴で汗を出す
というのは効果的な方法です。
マッサージも汗出しもスッキリして気持ち良いので、おススメですが、やっぱり時間がかかるしちょっと面倒だな…という方もいると思います。
そこでカリウムサプリを摂取するのはいかがでしょうか!
カリウムの作用
カリウムとは…
人体に必要なミネラルの一種で、浸透圧の調整などの働きをする。
ナトリウムを排出する作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節する上で重要。
細胞の浸透圧調整という作用はナトリウム同様ですが、カリウムは増えすぎたナトリウムを排出してくれる働きもあります!
つまり、水分を溜め込む原因であるナトリウム自体を排出することで、溜まった水分を循環させ、新たに水分が溜まるのを防いでくれる成分なんですね!
水分そのものをどうにかするというより、むくみの原因物質を取り除いてくれる成分だと考えると分かりやすいかもしれません。
カリウムサプリについて
カリウム単体のサプリもありますし、カリウムの他にポリフェノールやマグネシウムが添加されたものもあります。
目的やむくみの程度によって種類や量はご自身に合ったものを選ぶと良いと思いますが、『キレート加工』されているものを選びましょう!
キレート加工とは、ミネラルを特定のアミノ酸でコーティングし、吸収しやすくなるように加工されたもののことです。
カリウムはサプリを摂取しても、自然食品から摂取しても、体内に吸収されにくいのです…
そこで、吸収されやすいアミノ酸を添加することで、吸収率を高めたのがキレート加工です。
せっかくサプリを摂るなら吸収率が高い方が良いに決まってますよね!
カリウムに限らずサプリを選ぶ時は価格だけでなく、
・成分含有量はどのくらいか?
・何由来の成分なのか?
・どういう加工がされているか?
などにも着目して選ぶようにしましょう!
過剰摂取はNG!
どんなサプリにも言えることですが、特にカリウムは過剰摂取に注意してください!
通常の食事や用法容量を守ったサプリ摂取であれば、過剰摂取になることは無いと思いますし、仮に少しぐらい多く摂ったとしても不要な分は対外へ排出されるので、大きな問題にはならないでしょう。
しかし
一刻も早くむくみをどうにかしたくて規定量以上にサプリを飲むのは大変危険です!
また、カリウムを摂取するとナトリウムとともに水分が体外へ出ていく=尿の量や回数が増えるので、腎臓がたくさん働かないといけなくなります。
多少なりとも腎臓に負担がかかるので、元々腎臓が悪い人にもおススメできません。
カリウムを過剰摂取すると「高カリウム血症」になってしまう危険性があります。
【高カリウム血症の主な症状】
・脱力感、倦怠感
・嘔吐
・悪心
・不整脈
不整脈は最悪の場合、心停止にも繋がるリスクがあります。
当たり前のことですが、用法用量はしっかり守りましょう!
カリウムの1日の摂取量
カリウムの1日あたりの摂取目標量は以下の通りです。
【カリウムの摂取目標量(18歳以上)】
男性:3,000mg以上
女性:2,600mg以上
実は過剰摂取には注意が必要なものの、特に摂取上限は定められていないのです。
ちなみに、バナナを5本ほど食べるとだいたいカリウム3,000mg摂取できるそうです。
コンスタントにバナナ5本食べる生活はなかなか厳しいですね(笑)
ざっくり調べてみた感じ、多くのカリウムサプリは1錠99mg含有で1日1錠が規定量となっていました。
食事で摂取する分を考慮しても、用法用量を守っていれば大丈夫でしょう。
むくみたくないからと言って水分補給を控える人もいるそうですが、この時期熱中症リスクが爆上がりするので、絶対にやめましょうね!
しっかり排出する力があれば、水分をとってもむくみません!
あ、もちろん運動して汗かくのも水分排出には効果的なので、結局いつも運動推しになってしまいますね(笑)
サプリで手軽に~という方はカリウムぜひ試してみてください。
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